トリミングサロンを新規開業した場合、想像以上にお客様からの連絡がなく焦る方も少なくはありません。
私のトリマー向けの無料相談のLINEでも、独立したはいいもののお客様が想定以上に集まらずに焦りを感じているという連絡を数件いただいています。
じつはトリミングサロンは新規開業時が一番大変だったりします。
ただ、先にお伝えしたいのは、新規開業時にお客様が来ないのはある意味「当たり前」だということです。
私自身、過去に和歌山で1店舗目を開業し、現在は東京・世田谷でDOG SALON FREESIAを経営していますが、どちらも新規開業時はけっこう暇でした。
この記事では、新規開業時にお客様が来ない理由と、軌道に乗るまでの実体験、そして相談を受けてきた中で見えてきた集客のコツについてお伝えしていきます。
新規開業時にお客様が来ない理由
トリミングサロンは理由がなければ変えない
そもそも、多くのお客様は今通っているトリミングサロンに満足をしていることが多いので、満足をしていたらわざわざトリミングサロンを変える理由はありません。
トリミングサロンを変える理由を持っている方はそもそも少数派だったりします。
飲食店であれば毎食のことなので新しいお店に行く機会は多いかもしれませんが、トリミングサロンは飲食店に比べると頻度も少ないので、わざわざトリミングサロンを変える動機を作るのは実はとても難しかったりします。
あなたのトリミングサロンが新規開業した段階で、トリミングサロンを変える理由を持っている方というのはそれほど多くないということです。
新しいお店に最初に行く人はごく少数
新しくオープンしたお店は、既存店と比べて口コミや施術事例が少なく、飼い主様が仕上がりや対応を判断しにくい状態です。気になっていても、評判や実績が増えるまで様子を見る方もいます。
そのため、開業直後に予約が少なくても、それだけで失敗とは限りません。施術事例や口コミを少しずつ積み重ね、初めての方が安心して予約できる情報を整えることが大切です。
逆に言えば、一度来店をしてもらってお店を気に入ってもらえれば、他のお店に変える理由はなくなるので、リピーターの方が増えれば経営的にはどんどん安定してきます。
実際に軌道に乗るまでどれくらいかかったか
1店舗目(和歌山)の場合
私の場合、和歌山で1店舗目を開業した当初はかなり暇で、正直焦りがありました。
知り合いの繋がりなどでご予約はポツポツありましたが、予約がいっぱいで忙しいということは基本的になく、このままこの状態が続いたらどうしよう?とヒヤヒヤしていました。
具体的には、毎月20頭くらいずつお客様が増えていくようなペースでした。
半年くらい経った頃にようやく毎日予約が入っている状態になって、「軌道に乗ってきたかな」と実感できるようになりました。
新規開業からリピーターの方が安定するまでに少なくとも半年くらいはかかるというのが、私の実感です。
2店舗目(東京・世田谷)の場合
2店舗目は東京で開業しましたが、高価格帯のサロンにしました。
1店舗目の経験を活かして、ブランディングを重視して内外装に力を入れたり、トリミング後の写真にもこだわるようにしました。
ただ、軌道に乗るまでの大変さは和歌山の時と同じくらいでした。
やり方を変えたとしても、新規開業時の大変さ自体はそこまで変わらないんだなというのが正直なところです。
だからこそ、新規開業時は暇で当たり前だと思うことが大事です。
お客様が来ないと相談してくる方の共通点
100名以上のトリマーさんの独立開業をサポートしてきましたが、「お客様が来ない」と相談をしてくる方にはけっこう共通する傾向があります。
ホームページがない、もしくは無料のHPで済ませている
インスタは全ての店舗でやっているのですが、ホームページがなかったり、WIXやAmeba Ownd、クレヨンなどの無料のホームページで集客をしているケースがやっぱり多いです。
飼い主様がトリミングサロンを探す時、多くの方がGoogle検索を使います。
インスタだけだと、Google検索の動線が弱くなってしまうので、ご予約につながりにくくなってしまいます。
集客で一番効果があったのは何かと聞かれたら、私の場合はホームページが一番強かったです。
逆に早く軌道に乗った方の共通点
ホームページを作成したオーナーさんの中には、開業から2ヶ月で予約がパンパンになった方もいます。
その方は、ホームページの取材撮影時にお伝えしたことを素直に実行してくれていて、やっぱり行動力のある方は軌道に乗るのも早いなと感じました。
軌道に乗るためにやるべき3つの集客動線
新規開業時にやるべき集客を整理すると、大切なのは「ホームページ」「インスタ」「Googleビジネスプロフィール」の3つの動線です。集客施策全体の整理は、「トリミングサロンの集客方法」で解説しています。
ホームページ
トリミングサロンの中にはホームページはアメブロだけだったり、フェイスブックページだけで運用をされている方も少なくはありません。
ホームページを作成して、お店のコンセプトやサービス、オーナーであるあなたの想いを丁寧にお客様に伝えることで、お客様はあなたのお店に来店をしたいと思ってもらいやすくなります。
ホームページは作ったはいいものの、写真素材はフリー素材を使っていたり、どのお店にも書いてあるようなコンセプトと料金表だけのホームページは少なくありません。
せっかくホームページを作るのであれば、あなたのお店のリアルな雰囲気が伝わるように作り込むことが大切です。
インスタグラム
投稿回数に一律の正解はありません。毎日投稿すること自体を目的にせず、無理なく続けられる頻度で、施術事例・料金・予約状況・お店の考え方など、初めての方が安心して予約できる情報を発信しましょう。
投稿後はInstagramのインサイトやプロフェッショナルダッシュボードで反応を確認し、内容や頻度を調整します。詳しい運用方法は、「トリミングサロンのインスタ集客術」で解説しています。
Googleビジネスプロフィール(GBP)
Googleビジネスプロフィールは無料で登録できるのに、やっていない方やしっかり活用できていない方がけっこう多いです。
Google検索やGoogleマップに表示される店舗情報なので、店名・住所・営業時間・電話番号・写真・予約方法などを正確に整えると、検索した方が比較・予約しやすくなります。
登録手順と開業前の注意点は、「トリミングサロンをGoogleマップに登録する方法」で解説しています。
新規開業時だからこそ、一人ひとりを大切にする
新規開業時はお客様の数が少ないからこそ、一人ひとりに対して質の高いサービスを提供できる時間があります。
お店の熱狂的なファンになってもらえれば、他のお店に行かれる可能性も低くなりますし、犬友達にお店の評判を話してもらえることもあります。
そうやって口コミが広がっていくことで、リピーターの方が増えて経営的にも安定してきます。
だからこそ、新規開業時はお客様が少ないことを焦るのではなく、来てくれたお客様にどうやったら満足してもらえるかを徹底的に考えることが大切だと思います。
開業資金に不安がある方は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
トリミングサロンの開業資金はいくら必要?100万円と1,000万円の実体験を比較 https://trimal.jp/archives/1044
トリミングサロンの開業で失敗しやすいポイントについては、以下の記事で解説しています。
トリミングサロンの開業で失敗する原因と対策 https://trimal.jp/archives/976







