新規開業・既存店舗のトリミングサロンの店長になった時の心構え

新規開業・既存店舗のトリミングサロンの店長になった時の心構え

トリマーとして経験を積んでいくと店長を任さられたり、店長の求人があって応募しようか迷っている方もいるかと思います。

今まではお店に在籍している1人のトリマーであったのが、店長になることでお店を統括する責任者になるわけです。

そこで、トリミングサロンの店長をなった時の心構えを2店舗のトリミングサロン経営者の私が解説をしていきたいと思います。

目次

新店舗のトリミングサロンの店長を任された場合

店長としてのあなたの役割がお店の今後を左右させる

新しく開業するトリミングサロンの場合、多くの場合はオーナートリマーが新規で開業をする場合が多いものですが、オーナーが別事業をやっている会社で、会社のもう一つの部門としてトリミングサロンを新規でオープンをさせることケースがあります。

その場合、オーナーは別事業の経営者としてはプロかもしれませんが、トリミングサロンの事業に関しては素人と言ってもいいかもしれません。

接客もカットもあなたが基準となるので、しっかりと丁寧に接客やトリミングをするように心がけましょう。

そのため、新規開業のトリミングサロンの店長を任される場合は、あなた自信の役割がとても重要となります。

0から作り上げることを楽しく思う

あなた次第でお店の運命が決まると書きましたが、そうは言っても経営者はオーナーなので、売上が低迷をしていたとしても、そのお店の店長をあなたに任命したという全責任はオーナーにあり、それはあなたの責任ではありません。


もちろん、他責思考では自分自身の成長を止めてしまうのであまり良くありませんが、極端に自分自身のせいで売上が伸びてないと思うことはしないでください。

立地や競合によってトリミングサロンの売上というのは同じお店を経営していたとしても全く変わるものです。

新規開業のトリミングサロンは軌道に乗るまでがとても大変ですが、大変なのは当たり前なので0から作り上げていくことを楽しんでいくことが大切です。

【実体験】トリミングサロンはお客様が定着するまでがめちゃくちゃ大変というお話

オーナーに意見することも大事

オーナーが別事業のプロではあるが、トリミングサロン経営のプロではありません。

トリミングサロンに関してはあなたの方が詳しいということが多いでしょう。

お客様の満足度を上げる施策であれば積極的に導入をするようにオーナーに提案をしたり、逆にお客様の満足度を下げるような提案をオーナーからされた場合は、理由を伝えてから断れるようにしてください。

お客様の満足度を上げることこそが、お店を軌道に乗るための第一歩です。

新規開業のお店を軌道に乗せることができたら、独立しても問題ないレベルの経営スキルが身についている

すでにリピーターのお客様で回っているお店の店長を任されるより、新規開業のトリミングサロンを任される方が店長としては本当に大変なことです。

新規開業のときの店長は実質の経営者と同等かそれ以上に大切な役割なので、もし新規開業の店長を任されて軌道に乗せることができれば、あなた自身が独立開業をしても問題ないレベルの経営スキルが身に付いていると言っても過言ではありません。

それくらいに、新規開業のトリミングサロンを運営していくのは大変なことです。

新規開業のトリミングサロンの店長を募集していたら受けるべき?独立すべき?

新規開業のトリミングサロンの店長の求人募集はそれなりにあるかと思います。

そ店長は少し荷が重いと感じる方もいるかもしれませんが、今後独立を目指す方は店長の求人に応募してみるのはお勧めです。

もちろん、カットは1人でこなせないとかだったら応募するのはまだ早いかと思いますが、すでに数年間トリミングサロンで働いていて、カットは1人でこなせたり、接客もそつなくこなせるのであればチャレンジしてみるのがいいでしょう。

店長とは言っても経営者ではないので、仮にトリミングサロンが軌道に乗らなかったとしても金銭的な損失はありません。

独立前のステップアップとしての新規開業のトリミングサロンの店長は理想的なものになるかと思います。

すでに回っているお店の店長を任された場合

前任のオーナーや店長から業務や注意事項などの引き継ぎをする

オーナーがもう1店舗出店したり、店長が辞めるなど理由ですでに回っているお店の店長を任される場合があるかと思います。

その場合は前任のオーナーや店長からお店の細かな運営について引き継ぎをするようにしましょう。

今までは接客やトリミングをするだけでよかったものが、店長になるとお店の全体を回していかなければいけません。

また、お客様によって気をつけるべきことなどもあるかと思うので、それらの細かな部分をしっかりと引き継ぐようにしましょう。

すでにリピーターのお客様で回っていれば、新規店舗の店長を任されるよりはハードルは低い

新規店舗の店長を任されるより、すでに回っているお店の店長を任される方がハードルは低いです。

前任であるオーナーや店長がお店の基盤をしっかりと作っていれば、よほどのことがない限り大きく売上が減るということは少ないかと思います。

ただ、長期的に見ればお店の責任者であるあなたがお店の運営を間違えて行ってしまうと、売上は減少傾向になる可能性も0ではありません。

しっかりと一人一人のお客様に満足してもらうようなお店づくりをすることが大切です。

売上不振のトリミングサロンの店長を任された場合

売上不振のトリミングサロンの店長を任された場合は新規開業と同じくらいハードルは上がります。

売上不振になるには明確な理由があります。

その売上不振となる明確な理由がわかっていて、それを店長が変わったことによって改善ができるのであれば店長として頑張ってみるのもいい経験になるかと思います。

ただ、すでに周辺の飼い主様には一度下がったお店の好感度を上げるということは現実的にはかなり難しいです。

そのため、売上不振の店長を任された場合、その売上不振となった理由を改善して、新規のお客様に知ってもらうように注力する必要があります。

新規のお客様に注力する場合、サービス面の強化Instagramとホームページ、Googleマイビジネスに力を入れることで新規のご予約が増えやすくなります。

また、店長が変わったことでお店が生まれ変わる宣伝をしてもいいでしょうし、名前を変えて再出発という方法も取れるかもしれません。

まとめ

トリミングサロンの店長を任されるというのにも色々なケースがあります。

すでにリピーターのお客様で回っているトリミングサロンの店長を任されることはそれほどハードルは高くありませんが、新規開業のトリミングサロンだったり、売上不振のトリミングサロンを軌道に乗せるというはハードルは高いです。

しかし、ハードルは高いものの、あなた自身は金銭的な負担はないので、思いっきりチャレンジしてみるという選択肢を取ってみるのは長期的に見ればあなた自身のトリマーのキャリア形成においてとても重要なきっかけになるかと思います。

将来的に自分のお店を持ちたいと思っている方こそ、リスクの少ない雇われ店長という形で経営について勉強をしていてみてはいかがでしょうか。

また、Trimalではトリマー向けに独立開業の相談を受け付けているので、お気軽にご連絡ください。

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