トリミングサロンにおけるペットホテルの付帯事業はとても相性がいいです。
しかし、ただ単に相性がいいからといって闇雲に導入してしまうのは長期的に見ればあまり得策ではありません。
ペットホテルを導入するメリットとデメリットを比較して、メリットが上回るようならやるべきですし、デメリットが上回るならやめたほうがいいです。
ペットホテルをやるメリット
トリミング以外で売上を作ることができる
当たり前ですが最大のメリットはホテルをすることで売上が上がるのが最大のメリットです。
ペットホテルはトリミングとは違い、トリマーがつきっきりになるということはないので、トリミングよりも効率的に利益を増やすことができます。
直近は新型コロナウイルスの影響により、ペットホテルの売上は下がっていますが、ワクチンが広まればまた旅行需要は元に戻るかと思います。
月に10〜20万ほど利益を上げているトリミングサロンもあります。
ついでにトリミングの注文がある
ペットホテルに預けたついでにトリミングをするお客様も少なくないので、ホテルだけではなくトリミングの売上を増やすこともできます。
新規顧客を獲得しやすい
ペットホテルはやっていないトリミングサロンも少なくないので、ペットホテルと検索をした新規のお客様にお店の認知を広げやすくなります。
ペットホテルはペットホテル担体の売上だけではなく、トリミングや新規顧客の獲得などにつながりやすくなるので、その売上アップの効果は大きいです。
ペットホテルのデメリット
休みがなくなる
ペットホテルの最大のデメリットは休みがなくなることです。
トリミングだけであれば年末年始などはしっかり休むことができますが、連休や年末年始など、多くの人が休んでいる時期にペットホテルの利用が増えるので、ペットホテルをすることで休みがなくなってしまいます。
住民のクレームに繋がるリスク
トリミングサロンは住宅の近くにあることも少なくありません。
そのため、近くに住居などがある場合、犬の夜泣きなどで迷惑がかかる恐れがあります。
一度クレームになってしまうとペットホテルの事業を継続させることは難しくなるので、立地的にペットホテルは大丈夫そうかを確認してみてください。
防音対策をしたとしても限度があるので、音に関する問題は慎重に検討したほうがいいです。
不慮の事故が起こるリスク
ペットホテルは人のホテルとは違い、犬たちのストレスはとても大きいものなので、突然死などのリスクは少なからずあります。
もし死亡してしまったとして、お店側に非がないとしても、お店で死亡してしまった事実は変えられないので、命を預かるということの覚悟は必要です。
まとめ
当店では年末年始や休みのコントロールをしにくくなるのでペットホテルはやっていません。
あなたの考えやペットホテルのメリット・デメリットをしっかりと検討した上で、導入するかどうかを決めてみるのがおすすめです。
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