当店では顧客満足度を重視した経営というのはそこまで意識をしていたわけではありませんが、今振り返るとお客様に喜んでもらうということはなんとなくでも意識はしていました。
色々な改善を積み重ねていくうちに改めて感じるのが、お客様への満足度を上げるための投資は惜しまないということです。
「お客様の満足度を上げるために頑張るのは当たり前じゃないの？」
と、感じる方も多いかもしれません。
ただ、これは意外と簡単なようでとても難しいことだったりします
トリミングサロンにホームページが古いと競合に顧客が奪われるのは本当か？
お客様の満足度とは何か？
お客様の満足度を上げる。
これはトリミングサロンを経営するにあたっては誰もが考えていることだと思います。
しかし、お客様の満足度という抽象度の高い問いに対して、出てくる答えはいい接客をするだったり、質の高いカットを提供するということが多かったりします。
もちろん、それはそれで間違ってはいませんし、それで喜んでもらえるというのは事実だと思います。
ただお客様の満足度というのはまだまだあると思うわけです。
このお客様の満足度を上げるということを分解して考えることから考えてみます。
・可愛いカットをしてほしい
・愛犬に優ししくできるトリマーにお願いをしたい
・料金は安い方がいい
・可愛い写真を撮影してくれたら嬉しい
・予約が取りやすい
・予約のやりとりはスムーズにしたい
・会計はキャッシュレスに対応している
上記はほんの一部ですが、満足度というのはカット技術だけではなくさまざまなことが当てはまります。
カット技術は満足度の一部にしか過ぎないということが分かれば、どんなことがお客様に喜ばれるのだろう？という思考を始めましょう。
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カット以外に何を勉強すればいいのか？
カット技術に関してはほとんどのトリマーさんは高みを目指しているので、これにあえて触れることはありません。
個人的にカットの次に大事に思うのが写真です。
今の時代のトリミングサロンはカットをして写真を撮影するまでがサービス内容の一部と考えられるトリミングサロンと、そうでないトリミングサロンとでは、お客様の集客に影響が出始めてきています。
写真はインスタに投稿することもできますし、お客様にプレゼントをすることもできます。
最近ではかなりの確率でインスタを始めていて、中にはクオリティの高い写真を載せているトリミングサロンもあります。
しかし、そのようなクオリティの高い写真を載せているトリミングサロンは少数で、多くのトリミングサロンはiPhoneで撮影したり、背景などもこだわらずに撮影しているケースは少なくありません。
クオリティの高い写真を撮影しているトリミングサロンは、背景も写真の一つの世界観として考えていたり、カメラもボケ感があるいいものを使用しています。
当店でもカメラはカメラ本体だけで20万以上するフルサイズの一眼レフを使用していて、レンズも別で購入するくらいに投資を惜しまずにしています。
カメラは一度購入すれば数年間はメンテナンス不要で使えますし、全てのお客様にクオリティの高い写真をプレゼントできるので、お客様の満足度を上げることができた投資だったと思います。
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消費と投資は違う
本体だけで20万円以上するカメラを購入したわけですが、これは消費ではなく立派な投資です。
カメラの購入は消費だと思う方もいるかもしれませんが、お客様の満足度を上げることで結果としてリピーターになってもらえることができて、お店のファンを増やすことができる投資になります。
お店のファンが増えればそれだけ売上も伸びますし、カメラの費用はそのファンが増えれば投資した費用は回収することができます。
20万円のカメラを購入するなら、自分の給料をあげた方がいいという方もいるかもしれませんが、やはりそういう考えでは
一方で消費とは自分の満足度のためだけに使われるお金のことで、消費からは何も価値が生み出されません。
物やサービスを購入するときに、これは消費なのか投資なのかということを考えれば、消費よりも投資を選ぶはずです。
もちろん、趣味であれば消費は人生を豊かにするものなので、消費をすることは決して悪いことではありません。
ここで言いたいのは、お店を成長させるためには、お客様の満足度や喜びのための投資は積極的にしていくべきということです。
カメラを購入することでお客様に喜んでもらえるということ考えているトリミングサロンは実はそう多くありません。
だからこそ、積極的に投資をしていくことで競合に比べて有利に集客がしやすくなるという考えて方もできるでしょう。
投資すべきものはいろいろある
投資というのは物を買うだけが投資ではありません。
例えば、写真の技術を上げるために本を買うことも自分の能力を上げる投資になりますし、有料の写真加工ソフトを導入するのも投資になりますし、その写真加工ソフトの使い方を勉強するのも投資と言えるでしょう。
自分の能力を上げる投資に関しても積極的に投資をしていくことで、長い目で見れば他のトリマーと比べて自分の武器が作れているはずです。
トリマーはただ単に可愛くカットをするだけの職業ではなく、わんこや飼い主様の喜びを提供することまでが職業と考えればわかりやすいかと思います。
業界における固定概念に縛られるのではなく、もっと幅広い視点でトリマーという職業を見ることで、色々な面白さが発見できるはずです。
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