補助金にもいくつか種類がある
総額からの決まった補助割合の補助金がもらえるケース
補助金には開業資金総額の2/3まで、最大200万円の補助といったように、無条件に全額補助されるというよりは、かかった費用総額から決められた金額が補助金がもらえるパターンが多いです。
開業をすれば無条件で補助金がもらえるケース
これは地方自治体によって支給がされる補助金であるケースが多いです。
地方自治体は地方活性化の1つの政策として、地方で開業をする方に補助金を渡して経済の活性化を目指しています。
無条件でもらえる補助金は数十万円ほどの金額が多いので、言葉通り開業資金の総額に比べたら少ない金額です。
しかし、開業時には数十万円でも大金なので、地方自治体で開業や創業に対して補助金制度がある場合は必ず利用することをオススメします。
主な補助金の種類
・地方自治体が独自で行なっている開業や創業資金の補助金
・女性や若者の地域での創業の補助金
・創業・事業承継補助金
地方自治体が独自で行なっている開業や創業の補助金
例えば、あなたが鳥取県鳥取市でトリミングサロンを開業する場合、鳥取県が行なっている開業支援の補助金などを「鳥取県 開業 補助金」や「鳥取県 創業 補助金」などとネットで検索をしてみたり、直接県庁に連絡をして確認をしてみてください。
もし鳥取県が開業支援の補助金がなければ、ネットで市を検索してみましょう。
「鳥取市 開業 補助金」や「鳥取市 創業 補助金」と調べてみたり、もしなければ市役所に直接連絡をして開業支援の補助金があるかを確認してみてください。
首都圏とは違い、新規開業で補助金でる地方自治体では珍しくはありません。
まずは、必ず地方自治体で開業や創業の補助金があることを確認してみてください。
女性や若者の地域での創業補助金
中小企業基盤整備機構が地域のニーズに対応し、独創的な商品やサービスを新たに提供しようとする女性や若者に対して、最大200万円(2/3)補助をする制度があります。
通常のトリミングサロンでは難しいかもしれませんが、独創的なトリミングサロンを作りたい場合、このよう制度が認定される可能性もあります。
補助対象となる創業かどうかは、地域の事務局に問い合わせをしてみるのがいいでしょう。
外部リンク>>>女性や若者の地域での創業の補助金
創業・事業継承補助金
「創業補助金」は、新たな需要や雇用の創出等を促し、我が国経済を活性化させることを目的に、新たに創業する者に対して創業等に要する経費の一部を助成(以下「補助」という。)します。
http://sogyo-shokei.jp/sogyo/
注意事項
・事業完了日までに、計画した補助事業の遂行のために新たに従業員を1名以上雇い入れなければなりません。
・本補助金の申請に際しては、産業競争力強化法における認定市区町村又は認定連携創業支援事業者による特定創業支援事業を受ける必要があります。
・平成29年度創業補助金では、産業競争力強化法に基づく認定市区町村(第11回認定に向けて申請している市区町村を含む。)での創業のみを対象としますので、ご注意ください。
期間内に1名以上を雇用すること、特定創業支援事業を受けること、認定市区町村での創業なので、条件としては比較的高めかと思います。
もちろん、初めからスタッフを雇用する場合で、認定市区町村であれば利用するメリットは大きいです。
しかし、地方自治体が独自で行なっている制度よりは多少ハードルが上がってしまうので、誰でも気軽に申請できる補助金ではないので注意が必要です。
外部リンク>>>創業・事業承継補助金
開業時に利用できる補助金は積極的に活用する
地方自治体が独自に行なっている開業や創業補助金は、申請のハードルが低いケースも少なくはないので、まずは地方自治体の補助金があるのかを確認してみましょう。
女性や若者への補助金や創業補助金に関しては、少しハードルが高めですが、開業するトリミングサロンが当てはまる可能性もあるかもしれないので、確認だけでもしてみてください。
補助金と助成金の違い
助成金とは雇用増加や人材育成のための資金なので、新規開業時の資金を補う制度として使うのは難しいです。
補助金とは借入とは違い、返済義務のない資金なので、個人のトリマーがトリミングサロンの独立開業にあたっては、補助金を積極的に活用することをオススメします。
独立開業を目指す方で開業時に使える補助金があれば、自己資金は少なくてもトリミングサロンの開業をすることができます。
しかし、補助金は返済義務のない比較的自由度の高い資金のため、金額としては少額であったり、そもそも補助金制度がないことが多いです。
平均開業資金について
【トリミングサロン経営者が解説】独立開業平均資金は200〜800万円!?オーナートリマーになるための大切な考え方
新規開業の借入について
初めてのトリミングサロン新規開業は政策金融公庫で新規創業の借入をするのがオススメな理由
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