「トリマー専門学校はどこを選んでも一緒でしょ?」
実は、トリマー専門学校の選び方は、その後のトリマー人生の基礎を左右するくらいに重要な選択です。
トリマー専門学校と一口に言っても、教える先生たちの技術や知識、カリキュラムの内容、モデル犬の頭数、JKC公認の有無まで、学校ごとの違いはかなり大きいです。同じ「2年間トリマー専門学校を卒業した」という肩書きでも、卒業時点での技術や知識には大きな差が開いてしまうことが珍しくありません。
トリマー人生の中で専門学校に通う2〜3年という期間は、全体から見れば短い時間です。それでも、この期間にしっかりとした基礎が学べるかどうかは、その後の数十年のトリマー生活に大きく影響します。
私自身、国際動物専門学校トリマー学科を卒業しました。和歌山と東京で2店舗のトリミングサロンを開業した経験があり、現在は東京・世田谷区でDOG SALON FREESIAを経営しているトリマーです。あわせてトリミングサロン専門のホームページ制作サービス「Trimal」を運営し、140店舗以上のサロンの開業・集客もサポートしてきました。
この記事では、私自身の専門学校選びと卒業後の経験、そして業界のトリマーさんと接してきた中で見えてきた「学校選びで本当に見るべきポイント」を、なるべく正直にお伝えします。
まず正直に:私が国際動物専門学校を選んだ理由
入学の話から正直に書きます。
「体験入学に行って雰囲気が良かったから」というのが建前で、本音は「家から一番近いトリマー専門学校だったから」 です。
通学距離は2年間続けて通えるかどうかに直結します。途中で挫折せずに通い切ることが何より大事なので、「現実的に通える距離か」は最初に確認すべき条件の一つです。
正直に告白すると、当時の私はトリマー専門学校に関する知識がほとんどないまま入学を決めました。「JKC公認の養成機関」という制度の存在も、卒業後に他のトリマーさんと話すまでよく知らなかったくらいです。
結果的に国際動物専門学校が 動物特化校だった おかげで、トリマーとしての基礎は十分に学べました。トリミング技術はもちろん、犬の看護・しつけ・栄養学・公衆衛生まで幅広く学べたのは、卒業してから本当に大きかったです(この点は別のセクションで詳しく書きます)。
ただし、国際動物専門学校はJKC公認の養成機関ではありません。そのため、JKCトリマーライセンスを学校経由で取得することはできませんでした。
結果オーライではありますが、これから専門学校を選ぶ方には、私の知識不足の経験も踏まえて、できれば事前に学校の制度面まで知ってから決めてほしいと思います。次のセクションから、その判断基準を解説していきます。
トリマー専門学校選びで本当に見るべき7つの基準
ここから具体的な選び方をお伝えします。私が振り返ってみて「ここは見ておくべきだった」と思う観点と、業界のトリマーさんと接してきた中で見えてきた実態を踏まえた7つの基準です。
基準1:動物専門の専門学校かどうか
最初に確認すべきは、動物専門の専門学校かどうか です。
動物専門の専門学校というのは、動物に関する学科だけで構成された専門学校のことです。これに対して、IT・美容・調理・ビジネスなどの複数学科の中に「トリマー学科」が一つあるような総合型の専門学校もあります。
動物専門の専門学校の方が、トリマーとしての基礎をしっかり学べる傾向があります。理由は2つです。
1. 学校の運営方針が動物に特化している
動物専門校は、トップから現場まで動物業界に対する理解が深く、カリキュラムや設備にも適切に予算を配分できます。
2. 教員人材が豊富
動物特化校は卒業生のネットワークが強く、業界の知見を持った教員を集めやすい構造になっています。
一方、複数学科の一つとしてトリマー学科がある専門学校だと、学校全体の運営が動物業界に詳しくないため、予算配分や教員採用で動物分野が後回しになりがちな印象です。これは私が業界の方々から聞いてきた話と、自分の経験も含めての肌感覚です。
すべての複数学科の専門学校が悪いというわけではありませんが、まずは動物専門の専門学校かどうかは最初に確認するポイント にしましょう。
基準2:JKC指定校・協力校かどうか
次に重要なのが、JKC(ジャパンケネルクラブ)の指定機関・研修機関・協力機関かどうか です。
JKCは純血種犬の血統書発行などを行う、日本のトリマー業界で最も認知度の高い団体です。JKCが認定するトリマーライセンス(C級・B級・A級・教士・師範)は、業界で広く認められている技術指標になっています。
なぜJKC公認校をおすすめするのか
現役のトリミングサロン経営者として、これまで業界の多くのトリマーさんと関わってきた中で見えてきた傾向があります。
それは、JKC指定校・研修校・協力機関の卒業生は、基礎技術のレベルが高い傾向にある ということです。
これは制度として、JKC本部が定めた一定の基準(教員資格・実技時間・カリキュラム・設備など)をクリアしないと指定・研修・協力機関に認定されないため、結果的に卒業生の技術水準が一定以上保たれているからだと考えられます。
もちろん、JKC公認じゃない学校の卒業生でも素晴らしいトリマーはたくさんいます。最終的には本人の努力次第というのは間違いありません。それでも、スタート地点での基礎技術に差が出やすい のは、業界の中ではよく言われている話です。
JKC公認校に通うメリット
- 基礎技術のカリキュラムが一定水準で保証されている
- JKCトリマーライセンスの受験資格が在学中に得られる
- 指定機関・研修機関ではB級、協力機関ではC級の試験を受けられる
- 就職時にJKCライセンスが客観的な技術指標として使える
- 独立開業後も、技術レベルの証明として顧客にアピールできる
4年制ならJKC A級まで目指せる
時間と学費に余裕がある方には、4年制のJKC指定校 という選択肢もあります。
JKC公認トリマーライセンスは下から、
- C級
- B級
- A級
- 教士
- 師範
の5段階に分かれていて、A級はトリミング技術の最高峰に近い位置づけです。一般受験ルートだとB級取得から3年経過しないとA級を受験できませんが、JKC指定校の4年制カリキュラムであれば、在学中にA級まで取得できる可能性があります。
正直なところ、現役オーナーとしての感覚で言うと、B級で卒業して就職・独立しても、技術的にはやっていける と思います。トリマーとして食べていくだけならB級で十分です。
ではA級を取得するメリットは何かというと、開業後の権威性と差別化 です。「JKC公認トリマーA級」という肩書きは、お客様から見たときに「この人はすごい人なんだ」と認識してもらえる強力なブランディング材料になります。
A級ホルダーは業界全体の約11%しかいない希少な存在なので、独立後のお客様への訴求力は確実に上がります。
「将来独立してハイエンドサロンを目指したい」「他のトリマーと差別化したい」という志向がある方は、4年制のJKC指定校でA級取得を本気で検討する価値があります。一方で、「とにかく早く現場に出たい」「経済的に2年が限界」という方には、2年制のJKC指定校・協力校で十分です。
全国のJKC指定機関・研修機関・協力機関の一覧、A級まで取得できるコース構成、各資格の取得ルートの違いについては、別記事で網羅的に解説しています。
→ トリマーになるために取得した方がいいオススメ資格について
JKC公認校は数が限られていて、地域によっては通える範囲にない場合もあります。それでも、トリマーとして長くやっていくつもりなら、最初にJKC公認の養成機関を検討候補に入れる ことを強くおすすめします。
基準3:カリキュラムの幅(トリミング以外も学べるか)
トリマー専門学校では、当然ながらトリミング技術が中心になります。ただ、トリミング以外のカリキュラムがどれだけ充実しているか も重要なポイントです。
私が国際動物専門学校で2年間学んで「これは良かった」と最も感じているのは、犬のことを総合的に学べた ことです。
具体的に印象に残っているカリキュラムを挙げると以下のようなものがあります。
- トリミング技術(週2〜3回の実技授業)
- 動物看護
- しつけ
- 猫のグルーミング
- 犬種学・栄養学・公衆衛生
- 動物に関する法律・倫理
トリミングの技術はもちろん大事ですが、それと同じくらい、犬という生き物を総合的に理解できる学びが、卒業後に効いてきます。
なぜなら、トリマーという仕事はカットだけで成り立っているわけではないからです。飼い主様にとってトリマーは「一番身近な犬の専門家」です。シャンプー・カットの対価としてお金をいただきますが、それ以上に 犬と飼い主様がより豊かに暮らせるようサポートする のがトリマーの大切な役割です。
そういう意味で、トリミング技術だけに偏った専門学校よりも、犬という動物全体を学べる専門学校を選ぶ方が、長い目で見て満足度の高いトリマー人生につながります。
基準4:実技時間と1頭あたりの生徒数
カット技術を身につけるには、頭数をこなす以外に近道はありません。だからこそ、1週間あたりの実技時間と、1頭を何人で担当するか は必ず確認しましょう。
確認すべきポイントは2つです。
1. 1週間あたりの実技時間
学校のホームページや資料請求で確認できる場合が多いです。実技時間が長いほど、卒業時点でこなせる頭数も多くなります。
2. 1頭を1人で担当するか、2人で担当するか
これは資料には書かれていないことが多いので、オープンキャンパスや問い合わせで直接確認するのが確実 です。
1年生の前半は手順を覚える段階なので、1頭を2人で担当することは普通です。問題なのは、1年生の後半や2年生になっても1頭を2人で行わざるを得ない学校です。これはモデル犬の数が生徒数に対して足りていない可能性があります。
1人で1頭を担当できる学校と、2人で1頭しか担当できない学校では、卒業時点でこなしている頭数が単純計算で2倍違います。技術差として確実に表れます。
モデル犬の頭数を公表している専門学校は、その地域でモデル犬を多く集められている = 地元との関係性が強い学校である可能性が高いです。これは一つの判断材料になります。
基準5:教員の質(特に若手率と現場経験)
専門学校を卒業した卒業生が、そのまま専門学校にアシスタントとして就職するケースは少なくありません。
若い先生がいること自体は悪いことではありません。むしろ年齢の近い先輩から学べるメリットもあります。問題は、メインで技術を教える先生まで経験の浅いトリマーが担当している場合 です。
確認すべきは以下のような点です。
- メイン講師の現場経験年数
- 講師のJKCの級(B級以上が一つの目安)
- 過去の実績(コンテスト入賞歴・サロン経営経験など)
- 学校のSNSやホームページに講師のカット作品が掲載されているか
オープンキャンパスで「実際に教えてくれる先生は誰か」を確認するのは必須です。資料に名前が載っている看板講師と、実際に毎日の授業を受け持つ講師が違うことは普通にあります。
基準6:2年制・3年制・4年制のどれを選ぶか
トリマー専門学校は2年制が主流ですが、中には3年制・4年制の課程もあります。
私の個人的な意見としては、しっかりした専門学校に入学できるなら、2年制でもトリマーとしての基礎は十分学べます。
正直に言うと、トリマーとしての技術は2年間でやっと基礎レベルです。卒業時点では「トリマーとしてのスタートライン」に立てたという段階で、本当の意味での技術力は卒業後に現場で磨かれます。
これは2年制でも3年制でも4年制でも同じです。学校で「完成形」になることはなく、どこかで現場に出てひたすら頭数をこなす必要があります。
それでも、3年制・4年制を選ぶメリットがあるとすれば、以下のようなケースです。
- 犬に関してトリミング以外の幅広い知識を体系的に学びたい
- JKC指定校の4年制でA級まで取得したい
- 動物看護師や動物関連の他資格と組み合わせたい
- 学費と時間に余裕があり、じっくり学びたい
ただし注意点があります。3年制・4年制の中には、不要な授業で水増しして時間とお金をかけさせる学校もあります。3年目・4年目に何を学ぶのかをカリキュラムで詳しく確認してから判断してください。
早く現場に出て実地で磨きたい人は2年制、犬の周辺知識まで体系的に学びたい人やA級まで取得したい人は3年制以上、という考え方が無難です。
基準7:地方都市か都心か
地方に住んでいる方は、近くの専門学校に通うか、東京などの都心の専門学校に通うか迷うところだと思います。
地方都市の専門学校のメリット・デメリット
メリット
- 自宅から通えるので生活費・寮費を節約できる
- 親御さんが近くにいるので精神的にも金銭的にも負担が軽い
- 学費そのものも都心より安いケースが多い
デメリット
- 学校数が少なく、優良校の選択肢が限られる
- そもそも行きたい学校が地元にない可能性がある
- 卒業後の就職先(サロン)も地方の方が少ない
都心の専門学校のメリット・デメリット
メリット
- 学校数が多く、選択肢が豊富
- 競争が激しいため、評判の悪い学校は淘汰されやすい(残っている学校は一定水準が担保されている傾向)
- 卒業後に都心でそのまま就職できる選択肢が広がる
- 都心で経験を積んで地元に戻って独立、という王道ルートも取りやすい
デメリット
- 学費・生活費・寮費が高く、親御さんの金銭的負担が大きい
- 地元から離れることへの心配(本人・家族とも)
私が業界のサロンと関わってきた中でよく見るのは、地方出身者が都心の専門学校→都心のサロンで数年勤務→地元に戻って独立 というキャリアパターンです。
地元に戻ってからの独立を視野に入れているなら、都心で経験を積むことには大きなメリットがあります。
理由は、都心は競合サロンが圧倒的に多いため、技術もサービスも常に高い水準を求められる環境にいられる からです。地方では一定の技術があれば指名客がつくレベル感でも、都心では同等以上のサロンが何軒もあるので、「選ばれ続けるサロン」になるには技術・接客・写真の質・カウンセリングまで含めて磨き続けないと淘汰されます。
その厳しい環境で数年経験を積んでから地元に戻ると、地元の競合サロンと比べたときに技術・サービスの両面で圧倒的な差別化ができます。「都心の有名サロンで○年勤務」というキャリアそのものも、地元のお客様への信頼感につながります。
一方で、最初から地元で就職して地元で独立したいと決めているなら、地元の専門学校で十分です。地元の競争環境に合わせた技術と接客で、地元密着型のサロンを目指す道もまた正解です。
クチコミとの付き合い方
専門学校選びでネット検索すると、口コミサイトの情報がたくさん出てきます。これとの付き合い方も整理しておきましょう。
口コミは参考程度に、というのが結論です。理由は2つあります。
1. 良い口コミは操作されている可能性がある
口コミサイトは、有料掲載で運営されているケースが多いです。学校側がお金を払って掲載しているのに悪い口コミが目立つと、有料掲載をやめてしまうかもしれません。そのため、口コミサイトの運営側が悪い口コミを意図的に表示しないケースもあるとされています。
2. 悪い口コミも私怨である可能性がある
逆に、悪い口コミの中には、卒業生が学校に対する個人的な不満で書いているケースもあります。学校全体の質を表しているとは限りません。
つまり、口コミは良いものも悪いものも、100%信用するのは危険です。あくまで参考情報として、最終的には自分で資料請求・オープンキャンパス・直接問い合わせで確認するのが確実です。
オープンキャンパスで確認すべきこと
オープンキャンパスは、学校選びで最も重要なステップです。資料やホームページからは見えない情報がたくさん得られます。
特に確認したいのは以下のポイントです。
- 校舎・実習室の清潔感と設備:犬を扱う環境が清潔に保たれているか
- 実際に教える講師の人柄と経験:「誰が」教えるのかを名前ベースで確認
- 在校生の雰囲気:自分が2年間ここで過ごせそうか
- モデル犬の数と種類:1人1頭の体制が実現できる頭数があるか
- 就職実績:卒業生がどんなサロンに就職しているか
質問は遠慮せずに、気になることは全部その場で聞きましょう。「1頭を何人で担当しますか?」「2年生のときの1週間の実技時間は?」「メイン講師のJKCの級は?」など、具体的な数字を引き出す質問が効果的です。
トリマー専門学校では噛む犬・暴れる犬の経験も積める
これは振り返ってみて「専門学校で経験できてよかった」と感じることの一つです。
学校のトリミング実習では、噛む犬・暴れる犬を担当する場面が普通にあります。これは現場のサロンでも起こることですが、いきなりサロンで遭遇するのと、学校で先生のサポートを受けながら経験するのとでは、心理的な負担がまったく違います。
「扱いにくい犬への対応」は、サロン現場で必ず必要になるスキルです。学校で安全に経験を積めるのは、独立開業して自分の店舗を持ったときに本当に効いてきます。
オープンキャンパスや在校生から、「扱いが難しい犬の実習機会があるか」 を確認しておくと、より実戦的な経験を積める学校かどうかが分かります。
インスタグラムで審美眼を鍛える
最後に、これから専門学校に入学する方に一つアドバイスです。
今は有名サロン・有名トリマーがInstagramでカット作品を発信しています。学生のうちから Instagramで色々なカット作品を見て審美眼を鍛える ことを強くおすすめします。
カット技術の上達には「技術の練習」と同じくらい「イメージする力」が大事です。可愛いカット、トレンドのカット、犬種別の標準的なカットを日常的に見ていると、自分がカットするときの完成イメージが自然と湧くようになります。
私自身も Instagram でサロン経営者目線でカット作品やトリマーとしての気づきを発信していて、現在 5,500人以上のトリマーさん にフォローしていただいています。学生の方にも参考になる情報を発信しているので、よかったらフォローしてみてください。
→ Instagram @yu_trimmer をフォローする(5,500人のトリマー仲間がフォロー中)
専門学校・通信講座・独学・トリマー塾の比較
最後に、トリマーを目指す方法の比較を簡単にまとめておきます。
| 方法 | 期間 | 費用 | 技術習得 | 資格取得 |
|---|---|---|---|---|
| 専門学校 | 2〜4年 | 200〜400万円 | ◎ | JKC公認校なら◎ |
| トリマー塾 | 6か月〜2年 | 50〜150万円 | ○〜◎ | 学校による |
| 通信講座 | 6か月〜2年 | 10〜30万円 | △ | 民間資格中心 |
| 独学 | 制限なし | 教材費のみ | △〜○ | なし |
それぞれメリット・デメリットがあり、自分のライフスタイルや経済状況によって最適な選択は変わります。詳しくは以下の記事で解説しています。
- 通信講座でトリマーを目指す方法 → 【トリミングサロン経営者が解説】通信講座でもトリマーになれる?
- 独学でトリマーを目指す方法 → 独学でトリマーを目指す方法
- 社会人がトリマーを目指す方法 → 社会人や大学生になってからトリマーを目指すための方の記事
よくある質問(FAQ)
Q. トリマー専門学校は2年制と3年制、どちらがいいですか?
しっかりした専門学校に入学できるなら、2年制でもトリマーとしての基礎は十分学べます。早く現場に出て実地で技術を磨きたい方は2年制、犬の周辺知識まで体系的に学びたい方やJKC指定校でA級まで取得したい方は3年制以上が向いています。
Q. JKC公認の専門学校じゃないとダメですか?
ダメではありません。私自身もJKC公認ではない国際動物専門学校卒ですが、トリマーとしてやってこれました。それでも、就職時や独立後の客観的な技術指標としてJKCトリマーライセンスは強力なので、可能ならJKC公認の養成機関を最優先で検討することをおすすめします。
Q. 地方の専門学校と都心の専門学校、どちらがいいですか?
地元で就職・独立する予定なら地方校で十分です。将来的に都心で経験を積みたい・地元に戻って独立したいなら都心校が有利です。
Q. トリマー専門学校の学費はいくらくらいですか?
2年制の場合、総額で200万〜300万円程度が一般的です。都心の専門学校や3年制・4年制の場合は300万〜400万円を超えるケースもあります。教材費・実習費が別途かかる学校もあるので、必ず資料請求で総額を確認してください。
Q. オープンキャンパスは何校くらい行くべきですか?
最低3校、できれば5校以上は行くのがおすすめです。1校だけだと比較対象がなく、その学校の良し悪しが判断しにくいからです。
Q. 専門学校を卒業すれば誰でもトリマーになれますか?
専門学校を卒業しただけでは、基礎技術が身についた状態に過ぎません。トリマーとして本当に育つのは卒業後に現場で経験を積んでからです。卒業後の働き方の方が、長いトリマー人生では重要になります。
Q. JKCのB級とA級、どちらまで取得すべきですか?
トリマーとして食べていくだけならB級で十分です。実際、B級ホルダーで独立して繁盛しているサロンオーナーはたくさんいます。一方、A級は技術力の証明と開業後のブランディングに強く効きます。「独立してハイエンドサロンを目指したい」「他のトリマーと差別化したい」という方はA級まで取得する価値があります。
まとめ|トリマー専門学校選びの7つの基準
トリマー専門学校選びで見るべき7つの基準を整理します。
- 動物専門の専門学校かどうか
- JKC指定校・研修校・協力校かどうか
- カリキュラムの幅(トリミング以外も学べるか)
- 実技時間と1頭あたりの生徒数
- 教員の質(特に若手率と現場経験)
- 2年制・3年制・4年制のどれを選ぶか
- 地方都市か都心か
そして最も大事なのは、通える距離で2年間続けられる学校を選ぶこと です。完璧な学校を探そうとして遠方を選び、途中で挫折するよりも、現実的に通える範囲で動物特化校・JKC公認校を見つける方が、結果的にトリマーとしての成長につながります。
私自身、「家から一番近かったから」という動機で国際動物専門学校を選びました。JKC公認校ではありませんでしたが、動物特化校だったおかげで基礎は十分に学べました。それでも、今振り返ってみると、もし通える範囲にJKC公認校があったなら、JKCライセンスが在学中に取得できて選択肢が広がっていたかもしれません。
専門学校選びで完璧を求めすぎなくていいです。基本条件を押さえたら、あとは入学後の自分の取り組み次第で十分に成長できます。
あなたにとって、後悔しないトリマー専門学校選びの参考になれば嬉しいです。
トリマーとしての日々の気づきや、サロン経営のリアルな話は Instagram でも発信しています。現在5,500人以上のトリマーさんがフォローしてくれています。学生のうちからフォローしておくと、卒業後の就職・キャリアを考えるときに役立つ情報が届くと思います。







