【完全マニュアル】トリミングサロン独立開業をするためにやること

【完全マニュアル】トリミングサロン独立開業をするためにやること

トリミングサロンを2店舗開業をして得た知見を今回の記事に詰め込みました。

この記事を見ればトリミングサロンを開業したくてもどうしたらいいのか分からない方に向けて書きました。

目次

トリミングサロンのコンセプトを決める

トリミングサロンを開業するにあたって、最重要なのがこのコンセプトづくりです。

あなたが今まで働いた経験の中で、理想と思うトリミングサロンをコンセプトとして落とし込んでいきます。

どうしたらいいか分からない場合は、まずは理想と思うトリミングサロンについて箇条書きで書き出してみてください。

思うのと実際に書き出してみるのとでは大きく違います。

わんこに対してこんなサービスを提供したい、飼い主様に喜んでもらうためにこんなことをこだわりたい、などでも構わないので思いつくだけ書き出してみてください。

トリミングサロンのコンセプト作りと差別化について

トリミングサロンのテナント探し

コンセプトが定まったら次はテナント探しです。

必ずコンセプトが定まってからテナントを探すようにすることで、そのコンセプトとテナントのギャップがないのか確認することができます。

テナントを見る項目としては以下の項目があります。

・立地
・広さ
・家賃
・周辺環境
・トリミングサロンが開業できる立地か

立地

立地に関しては、犬が多い地域、ファミリーが多い地域、車で行きやすい地域など様々な要因があります。
コンセプトと照らし合わせて、その立地がコンセプトとズレていないかを確認してみてください。

広さ

広さに関しては家賃と関連する項目ではありますが、広くなれば家賃が高くなりますし、狭くなればその分家賃は安くなります。

どの程度の広さでお店を開きたいのかということも重要な項目です。

家賃

家賃は売上の10分の1に抑えることが理想的だと言われています。

そのため、50万円なら5万円の家賃、100万円の売上なら10万円の家賃といった感じに抑えることを意識してみましょう。

ヒトリマーであれば売上は50万円程度になることが多いので、家賃は5万円程度ですが、やはり5万円の家賃だとかなり小さめです。

それであれば考え方を変えて、軌道に乗ったらもう1人雇用をして100万円の売上を目標として、10万円の家賃の場所を借りるといった考え方もできます。

家賃は固定費になるので、最初から長期的にどうしていくのか?というビジョンを作ってから考えましょう。

トリミングサロンのテナント探しは店舗物件に強い不動産に声をかけておく

都心と地方でも若干テナント探しというのは異なりますが、ネットで出てくる情報は割と遅く、最新の情報はその町のテナント募集をしている貼り紙などであることが多いです。

そのため、ネットだけで検索をしようとせず、必ずその町を歩いて探すようにしましょう。

距離的に頻繁に通うことが難しいようであれば、地元の店舗物件い強い不動産に声をかけておくことがおすすめです。

肌感覚として不動産だからといって店舗物件に強いということは少なく、店舗物件は店舗物件に強い不動産があることが多いので、その地域の店舗物件い強い不動産を探しておきましょう。

地方であれば、その地域の不動産に声をかけておくのがいいかと思います。

その時に、家賃の相場や業種、開業時期などを事前に伝えておくことで、事前にある程度の情報をテナントオーナーに話をしてくれると思います。

借りる地域の内装会社に連絡をする

テナントが見つかったタイミングですぐに動けるように、テナント探しと同時並行して、その地域の内装会社でどの内装会社に依頼をするかも決めておきます。

後ほど説明する政策金融公庫の申し込みは、全ての見積もりが揃ってからではないと申し込みができないので、一番時間がかかる内装の見積もりについては前もってどんなお店にしたいのかをすり合わせておくことで、見積もりの出方がスムーズになります。

デザインにこだわる場合はデザイン会社から探しておきましょう。

政策金融公庫の借入準備

トリミングサロンを開業する場合、自己資金だけで開業をする方よりも、借入をして開業をする方の方が多いかと思います。

そのため、政策金融公庫の借入の準備のため、事前に提出書類を作成しておくのがおすすめです。

以下のページから申込書がダウロードできます。

パソコンをお持ちであれば、エクセルで入力することができるようになっています。

政策金融公庫借入申込書ダウンロード

私は以下の書類を提出しました。

・借入申込書
・創業計画書
・月次収支計画書

念の為、政策金融公庫に連絡をして、どの書類が必要になるのかを確認しておいた方がいいと思います。


申し込みをする際には全ての見積書が必要となります。
・テナントの関する費用の見積もり
・内装費用の見積もり
・道具などの見積もり
・備品などの見積もり

全て実際の見積もりが揃わないと申し込みができないので、見積もりはなるべく早い段階でもらうようにしておきましょう。
特に内装費用の見積もりは時間がかかることが多いので、テナントが見つかったタイミングですぐに内装会社さんに見積もりを出してもらえるようにしておくのがおすすめです。

実際に申し込みをしてから3〜4週間ほど審査から入金までかかるので、テナントオーナーや内装会社の方には少し時間がかかる旨を伝えておきましょう。



政策金融公庫に提出する書類のアドバイスもLINEから無料でやっているので、迷われている方はお気軽にご相談ください。

LINEで相談する

トリミングサロン新規開業は政策金融公庫で新規創業の借入をするのがオススメな理由

【トリミングサロン経営者が解説】独立開業平均資金は200〜800万円!?オーナートリマーになるための大切な考え方

トリミング料金設定

テナントが決まった段階で家賃も確定するので、その家賃で運営できるトリミング料金を設定していきます。

基本的にはトリミングサロンは商圏の競合との比較によって優劣が決まるので、競合の金額を意識して価格を決める方法が一般的です。

もちろん、競合は関係なくお店の付加価値を作り上げてトリミング料金を決めていくこともあります。

価格設定に関してはオーナー次第でいかにでもできるので、うまく調整を行ってみてください。

新規開業時のトリミングサロンの価格設定の戦略

動物取扱業の資格を取得する

動物取扱業の資格はトリミングサロンを開業するには必須なので、事前に準備をしておきましょう。

地域によっては動物取扱業の資格を取得するには動物取扱責任者の研修受講が必須な地域もあり、月に1回しか開催されていないということもあるので、前もって管轄の保健所に連絡をして確認をしておくことをお勧めします。

動物取扱業の検査については施設の検査も必要なので、保健所の担当の方がお店に訪れるので、お店が完成してから検査の日程を調整をします。

トリミングサロンの独立開業に必要な資格「動物取扱責任者」について

開業届を書く

大抵の場合、トリミングサロンの開業は個人事業主として開業をするケースがほとんどだと思います。

そのため、税務署に開業届を提出する必要があります。

開業届は事業を開始してから1ヶ月以内に提出することが求められているので、忘れずに提出するようにしましょう。

まれに開業届を出さずに営業をしても問題ない?という質問をされる方もいらっしゃいますが、脱税になって後から重加算税や延滞税がかかるので絶対にやめてください。

個人事業主であれば1月から12月までの確定申告を2月中旬〜3月中旬ごろに提出をする必要があります。

クラウド会計ソフトを活用する

freeeやマネーフォワードと言われるクラウド会計ソフトを日々の帳簿付や確定申告のために活用することがお勧めです。

エアレジと連携をすれば、毎日の売上が自動で帳簿付されるので、余計な時間をかけずに営業に集中ができます。

月1,000円程度なので必ず利用をしておいた方が後々の確定申告が楽になります。

ちなみに、私はfreeeを利用しています。freeeは会計の知識が0の人のためにわかりやすくクラウド会計ソフトのサービスを提供しているので、初めて開業をする方にお勧めです。

会計の知識がある方ならマネーフォワードの方が楽みたいです。

ホームページを作成する

ホームページはお店の集客の基盤になる必須ツールです。

まれにフェイスブックページやアメブロのみで営業をされている店舗もありますが、やはり欲しい情報がどこに書いてあるか分かりにくいので、お客様の来店ハードルが上がってしまいます。

ホームページであれば欲しい情報をより深く正確に伝えることができるので、価格以外のメリットを打ち出しやすくなります。

宣伝にはなりますが、Trimalではトリミングサロン専門のホームページ作成サービスを提供しています。

トリミングサロンを経営しているからこそわかる、オーナーが伝えたい想い、お客様が求める情報を最適化して、お店の集客の基盤になるホームページを作成いたします。

トリミング塾に1年間通われて自宅サロンを開業された方は、技術に不安があったもののカット技術以外のアピールを積極的に行い、開業から3ヶ月で2週間待ちのトリミングサロンになりました。

他にも、開業から6ヶ月経っても軌道に乗らなかったトリミングサロンでホームページ作成を行い、1年後には2週間待ちのトリミングサロンとなり、2年後にはトリマーを採用するようになりました。

ホームページは集客の土台となる大切なツールです。

トリミングサロン専門のホームページ作成サービスについて

トリミングサロンの仕入れに関して

ネットから簡単に申請ができる問屋さんも増えてきました。

オススメは、ペット用品問屋大手のジャペルさんが運営しているペットワゴンや、ポイント還元率が高い名古屋の問屋さんのワンコム、送料条件が低いシグニの3社がオススメの問屋さんです。

いずれの問屋さんも基本的な商品は取り揃えています。

ただ、少しマイナーな商品だったりすると取り扱いがないので、取扱のある問屋さんと契約をする必要があります。

送料条件があるので、なるべく問屋は1社に絞ったほうが送料の面を考えとオススメです。

基本的には問屋仕入れは定価の60%でそれを定価で販売すると店舗側は40%の利益になります。

例えば、100円の商品を販売したら、60円で仕入れを行い、100円で販売をすることで40円の利益になります。

年間に1000万円未満の売上であれば、消費税も免税になるので、消費税を国に収める必要はありませんが、年間の売上が1000万円を超えると消費税の支払いが発生するので注意してください。

トリミングサロンの開業失敗事例

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次