トリマーは給料も安く、休日も少なく、労働時間も長くていいところがないから辞めたい…
トリマーとして将来が見通せない方、これからトリマーを目指す方はネットで検索をしてみるとトリマーに対してネガティブな情報が多く、トリマーという職業に対して不安に不安を感じている方も少なくはありません。
私自身はトリミングサロンを経営しているものとして、トリマーという職業に将来性はないのか?という視点でお話をしてみたいと思います。
トリマーの離職率が高い理由
トリマーは離職率が高い業界です。
理由としては一番最初に書いたように、給料が安く、休日も少なく、労働時間が長いことが理由なことが多いです。
もちろん、トリマーという職業は女性が多いので、結婚や出産をきっかけに離職される方も多いのは事実ですが、結婚をしても復職はできるでしょうし、子供が産まれたとしても保育園に預けることでの復職もできなくはありません。
しかし、トリマーを離職された多くの方は復職をしない方がとても多いです。
やはり、給料が安く、休日も少なく、労働時間が長いということが大きな理由になるかと思います。
それであれば、アルバイトやパートをしている方が効率よく稼げるというケースは少なくありません。
長時間労働をしてるのに給料も安く、休日も少ないのに給料が安いというのは経営者が搾取をしているからでしょうか?
このようなトリミングサロンが長い時間働いているのにもかかわらず、給料が安く給料が上がらないのは経営の効率化ができていないケースが非常に多かったりします。
トリミングサロンを経営している身としては徹底的に効率化をして、稼ぐ力をお店自体につけていくことが大事だと思っています。
トリミングサロンにおける効率方とは?
トリミングサロンで効率化をするというと、スピードトリミングを導入してトリミングスピードを上げること?と思われる方もいるかもしれませんが、もちろんそれは正解でもありますが、もっと本質的な部分だったりします。
スピードトリミングを導入して、1日にできるトリミング頭数を増やすというのは、理想的でもありますし、考えているオーナーの方も多いかと思います。
それ以外には、トリミングカルテを電子化して、毎日15分くらいかかる紙の出し入れする時間を削減したり、予約は電話ではなくLINEでも受け付けたり、予約はお客様の希望の時間ではなく、お店側が予約時間をコントロールして1日にできるトリミング頭数を最大化するなどです。
1つ1つの作業時間に対して、人件費がかかっているという感覚で効率化をすることで、お店の稼ぐ力が向上します。
じつは、これらの1つ1つの作業の効率化を図ることで、お店の売上は月に数万円ほど上げることはそれほど難しいことではありませんし、今まで営業時間終了後に長いこと時間がかかっていた締め作業を1日10分短縮できれば、1ヶ月で300分の時間が浮く計算になります。
効率化をするようにオーナーに提案をしてみる
ムダが多ければお店自体の稼ぐ力が弱くなってしまい、結局それは働いているスタッフたちの労働時間が長くなったり、給料が安くなってしまいます。
逆に効率化を図り、お店の稼ぐ力が強くなったり効率よく作業を終えられるのであれば、労働時間は短くなり給料も上がるかもしれません。
雇われている方はオーナーにメリットを説明をして、効率化をできるようにしてもいいかもしれません。
説明しても効率化に積極的ではないオーナーだった場合、今後も効率が悪い経営を続けていく可能性が高いので、長時間労働は改善されませんし、給料を上げることも難しいと思います。
オーナーにとってもメリットがあるような効率化に積極的ではない場合、転職をするか独立開業を検討してみるのがオススメです。
条件のいいトリミングサロンは増えている
トリミングサロンは慢性的な人手不足であることが多いのですが、じつは慢性的な人手不足なトリミングサロンは条件が悪いことが多かったりします。
最近ではトリミングサロンは人手不足なので、効率よく稼げるトリミングサロンは給料を上げたり休みをしっかり取れるなどの好条件であることは少なくありません。
それは給料を上げたとしてもトリマーを雇う方が効率よく稼げるからこそ、給料を高くできるので効率的な経営ができています。
一方で条件が悪いトリミングサロンは離職率が高く、技術的や接客が安定をしないから顧客満足度が低下してしまい、効率よく稼げないという悪循環になりがちです。
稼げるトリミングサロンはより稼げるようになり、稼げないトリミングサロンはどんどん厳しくなっていくと予想しています。
なので、もしあなたが条件の悪いトリミングサロンで働いている場合は、求人サイトをみてみたり、ホームページでトリマー募集をしていないか確認をしてみることをオススメします。
複数のトリミングサロンで働くことで、色々な新しいことを学べでき、トリマーとしての深みや対応力というのが培われると思います。
辞める前に独立開業という選択肢を持っておく
この記事を読んでいる方は、学生時代から合わせると数年から10年くらいはトリマーとして働かれている方が多いと思います。
これまで一生懸命勉強をしたり、練習をしてきたのに、トリマー辞めてしまうという選択をとってしまうのは、トリマー業界にとっても大きな損失です。
だからこそ、自分の理想的なトリミングサロンを作るならどんなサロンにする?という妄想をしてみることをオススメしています。
トリマーとして数年間働いてきたのであれば、きっと自分自身の理想的なトリミングサロン像というものがあるかと思います。
もし今が大変であっても、独立開業を一つの選択肢に入れておくだけでも、心はきっと軽くなると思います。
男性トリマーは家族を養える?
トリマー向けにLINEの無料相談を受けつけているのですが、男性トリマーの方から家族を養うことができますか?という質問はたまにあります。
奥様が専業主婦になるのであればトリマーとして家族を養うのはハードルは高くなりますが、夫婦共働きであれば家族を養うことはできるかと思います。
雇われトリマーの場合、条件がいいトリミングサロンに働くことが家族を養うことはできますが、やはり数は限られてくるかと思います。
また、男性トリマーで相談される多くの場合、独立開業を前提で話をされる方がとても多いです。
やはり、少しリスクをとったとしても、しっかりと独立をしてやっていきたいという方がは多いのだと思います。
開業をすれば今より収入は増える?
収入が今より増えるのかという質問はLINEの無料相談でも多かったりします。
こればかりは本人の頑張り次第では収入が増えるかもしれないですし、逆に上手く起動に乗らなければ減ってしまう可能性もあるので一概には言えません。
ただ、トリミングサロンは開業する場所とコンセプトや料金設定を間違わなければ、それなりの収入を確保することはしやすい業種だと思っています。
トリミングサロンを開業するにはトリミングという高度な技術が必要なので、大手が気軽に参入しにくい業種であり、トリミングを独立開業をされる方はそれほど多くなく、立地とコンセプト次第では軌道に乗せることは難しくないことは多かったりします。
トリミングサロンの中でも工夫をしている店舗はどんどんお客様を増やしている一方で、昔と変わらずに同じことを繰り返しているトリミングサロンも少なくないので、しっかりと工夫をして顧客満足度を高めることができるのであれば、トリミングサロンオーナーになることはオススメしています。
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